秋谷直矩, 平本毅「分野別研究動向(エスノメソドロジー) ―エスノメソドロジー・会話分析研究の広がり」『社会学評論』2019年, 70巻, 1号, p.43-57

 【本文

44「しかし,「昨今のエスノメソドロ ジー研究者の精力的な活躍によって,現象学的社会学と EM 研究とが同一視され るようなことは,だいぶなくなっているのではないだろうか」(矢田部 2002: 98- 99)と,すでに 15 年以上前より指摘されているように,「EM とはなにか」という 問いのもと,そのルーツのひとつである現象学的社会学とのかかわりを探るような 試みはいまやかなり少なくなったといえる.」

石井幸夫,2015,「歴史の概念分析の分析 記述について」『ソシオロジスト』17(1): 123-45.