柳下毅一郎著『殺人マニア宣言』(1998→2003)

 

殺人マニア宣言 (ちくま文庫)

殺人マニア宣言 (ちくま文庫)

 

シリアル・キラーの跡を追って、世界の殺人現場を歩き、猟奇文献を読み漁り、彼らの殺人衝動に想像をめぐらす。死体を切り裂き、人皮製の装飾品や頭蓋骨製スープ椀を作っていたエド・ゲイン、父親と継母を斧でめった打ちにしたリジー・ボーデン、22人を超える少年をレイプしてから絞め殺し、その肉を喰らい、さらに闇市で売りさばいてもいたフリッツ・ハールマン…。彼らの狂気に戦慄せよ。

第1章 巡礼の旅

 エド・ゲインのハート
 リジー・ボーデン斧とって
 紳士はロリータがお好き ほか
第2章 殺人を読む

 アメリカン・ドリーム―『サンドマン/ドールズ・ハウス』
 殺人者はわれわれの中にいる
 三本の「ロープ」―トム・ケイリン・インタビュー ほか
第3章 おかしな世界

 OJ裁判のこりない人々
 アメリカの喜劇
 アメリカのトークショーは命がけ ほか