- 作者: 丸山眞男,加藤周一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/10/20
- メディア: 新書
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日本の近代化にあたって,社会と文化に大きな影響を与えた〈翻訳〉.何を,どのように訳したのか.また,それを可能とした条件は何であり,その功罪とは何か.活発な言論活動を続ける評論家の問いに答えて,政治思想史研究の第一人者が存分に語る.日本近代思想大系『翻訳の思想』(1991年刊)編集過程でなされた貴重な記録.
1 翻訳文化の到来
時代状況を考える
日本にとって幸運な状況 ほか
2 何を、どう、翻訳したか
なぜ歴史書の翻訳が多いのか
歴史を重んずるのは日本的儒教だからか ほか
3 「万国公法」をめぐって
幕末の大ベストセラー
英語・中国語・日本語を対照する ほか
4 社会・文化に与えた影響
何が翻訳されたか
化学への関心はなぜか ほか