エドワード・リア著, 柳瀬尚紀訳『ナンセンスの絵本』(1875=1985→1988)

ナンセンスの絵本 (ちくま文庫)

ナンセンスの絵本 (ちくま文庫)

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』と並んで、ナンセンス文学の傑作といわれる本書は、ヴィクトリア朝時代のイギリスの詩人、リアが、脚韻を踏んだ五行詩を書き、自らこっけいな絵を描いた、楽しい絵本である。―この絵本を言葉遊びの達人たる訳者が、原文の脚韻を忠実に踏んで見事な日本語に移しかえた。絵は総カラーにして、当時の雰囲気を再現した決定版である。