- 作者: 内田慶市,柏木治,角伸明,近藤昌夫,鼓宗
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2012/09
- メディア: 単行本
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ユーラシア大陸に興った中国、イスラーム、西欧、そして日本という四つの文明の“接触”“衝突”そして“翻訳”の諸相を、西学東漸、ビザンツ帝国の崩壊と活版印刷術の発明、レコンキスタ、帝国主義と反ユダヤ主義、明治維新という激動の時代を背景に活写する。
右が左で、左が右で―翻訳とは何か
第1部 東西文化交渉の胎動
大陸の東―イソップの東漸
西端の半島―イベリア半島の言語統一と“トレド翻訳学派”
海峡の東西―「言語少年」とアラビア語印刷
第2部 文化の翻訳者たち
異文化をまたぐシャガール―なぜシャガールの魚はヴァイオリンと壁時計を抱えて空中に浮かんでいるのか?
翻訳された二葉亭四迷―遍在する「郊外」
エピローグ 文化の翻訳あるいは周縁の詩学