東浩紀編著『ゲンロン4 現代日本の批評III』(2016)

ゲンロン4 現代日本の批評III

ゲンロン4 現代日本の批評III

創刊号に始まる「現代日本の批評」の完結編。共同討議では東浩紀市川真人・大澤聡・佐々木敦・さやわかが、2001-2016年の批評史を一挙に総括。批評とネットの現代史を網羅した折込年表は過去最大のボリューム! 浅田彰への4万字インタビューでは、その個人史と戦後日本社会の歩みが重ね合わされる。杉田俊介五野井郁夫、ジョ・ヨンイルの論考も必読。21世紀の批評はこれを読まずして語れない! 巻頭は山口二郎津田大介東浩紀の「リベラルは再起動するか」。参院選都知事選の結果を踏まえ、リベラル復活の条件を問う。黒瀬陽平速水健朗、井出明らの評論に加え、タイ文学界のカリスマプラープダー・ユンの随筆が連載開始。海猫沢めろんの小説、国際色豊かなコラムなど連載陣も充実!

■特別掲載
[鼎談]リベラルは再起動するのか 山口二郎+津田大介+東浩紀
批評という病 東浩紀
■特集 現代日本の批評III
[インタビュー]マルクスから(ゴルバチョフを経て)カントへ 浅田彰 聞き手│東浩紀
[基調報告]ニッポンの文化左翼 佐々木敦
[共同討議]平成批評の諸問題 2001-2016 市川真人+大澤聡+佐々木敦+さやわか+東浩紀
[補遺]はてなダイアリーの時代 大澤聡+さやわか+東浩紀
[論考]ロスジェネの水子たち 杉田俊介
[論考]ストリートの思想の二〇年 五野井郁夫
[論考]柄谷行人と韓国文学再考 ジョ・ヨンイル
■新連載
[随筆]新しい目の旅立ち プラープダー・ユン
■論考
他の平面論[第3回] 黒瀬陽平
独立国家論[第3回] 速水健朗
ダークツーリズム入門[第11回] 井出明
グローバルアートとしての現代美術(後) ハンス・ベルティング
■コラム
安天/市川真人/辻田真佐憲/福冨渉
■創作
ディスクロニアの鳩時計[午後の部IV] 海猫沢めろん
■English
Translations and Abstracts