- 作者: 日本国際政治学会,田中明彦,中西寛,飯田敬輔
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: 単行本
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世界の学問的展開をどのように受け止め、いかに新たな貢献をなすか。日本の国際政治研究においては、(1)国際政治学理論と歴史研究とりわけ外交史研究との間で、(2)国際政治学と地域研究との間で、(3)国家を中心とする国際政治研究と国家を超える政治研究との間で、「理論」と「実証」の関係を中心として、潜在的に論争が行われてきた。この三つの対立軸をふまえつつ、理論的ないし方法論的思向の強い研究事例を提示する。
序 章 日本の国際政治学──「棲み分け」を超えて=田中明彦
第1章 国際政治理論──近代以後の歴史的展開=中西 寛
第2章 リアリズム──その日本的特徴=村田晃嗣
第3章 ネオ・リベラル制度論──国連安保理改革にみる可能性と限界=飯田敬輔
第4章 コンストラクティビズム──実証研究の方法論的課題=宮岡 勲
第5章 対外政策決定──「小泉外交」における政治過程=信田智人
第6章 ジェンダー──フェミニスト国際関係論の発展と課題=御巫由美子
第7章 安全保障──非対称型脅威の台頭=神保 謙
第8章 国際政治経済──戦後の展開と今後の課題=田所昌幸
第9章 国際関係における文化──系譜とさまざまな視点=川村陶子
第10章 戦略的思考法──北東アジアにおける日本の制度戦略=鈴木基史
第11章 シミュレーション──過激派ネットワークの形成=山本和也
●中西論文
32 5,7章「植民地主義は経済合理性をもたない」ホブソンの「帝国主義」
危機の20年と思想家たち―戦間期理想主義の再評価 (MINERVA人文・社会科学叢書)
- 作者: デーヴィッドロング,ピーターウィルソン,David Long,Peter Wilson,宮本盛太郎,関静雄
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
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- 作者: E.H.カー,原彬久
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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●村田論文
41
現実主義の国際政治思想―M.ウェーバーからH.キッシンジャーまで
- 作者: Micheal Joseph Smith,押村高,麻生富貴,中山俊宏,渡辺幹雄,野口和彦,佐々木文子,福田毅,太田義器,マイケル・ジョウゼフスミス
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49
- 作者: ジェラルド・カーティス
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63「リアリストの言うように、筆者もネオリベラル制度論にはパワーの視覚が欠けていることが最大の弱点だと感じている」「制度論でも制度とパワーがどのように関係しているのが明らかにされなければならない」
●宮岡論文
80 コヘイン、合理主義と内省主義(内省や学習を通じてのアクターの選好の変化に注目)の対話。ウェント、穏健(モダン)な構築主義によるネオリアリズムとの対峙。
84 ウェント、実証主義的構築主義。
86 科学的実在論による論理実証主義(DNモデル)批判
91
- 作者: 浦野起央
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1997/05/01
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94 グレアム・アリソン『決定の本質』、「合理的行為者モデル」から「組織モデル」「官僚政治モデル」へ。
119 『公共政策研究』
●川村論文
182 文化的視点に立脚した国際関係研究。1.国際社会学。馬場伸也、小倉充夫。社会学のアプローチに基づく。2.国際文化論。国際交流、杉山恭。3.国際文化論、平野健一郎、戦略分析的性格。