坂井一成「フランスの対外政策における地中海の存在意義―歴史的文化的背景と安全保障文化」『国際政治』Vol. 2012 (2012) No. 167 p. 167_102-115

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103「そもそも安全保障文化という概念及び研究アプローチは、ネオリアリズムへの挑戦として出てきたものと理解でき、規範やアイデンティティを重視するという意味でコンストラクティビズムとの親和性が高い」メイヤー「所定の政治共同体のなかでもっとも影響力のあるアクターと社会集団の間で共有されている、社会的に伝達されたアイデンティティを基盤とする規範・理念・行為のパターンであり、共同体の安全保障文化・防衛の追求においてランク付けされた一連の選択肢の形成に寄与するもの」

109 「しばしばシラク政治との「断絶」(rupture)を目指すサルコジであるが、外交上の地中海の重視は継続されている」