ミラン・クンデラ著『小説の技法』(1986=2016)

小説の技法 (岩波文庫)

小説の技法 (岩波文庫)

セルバンテスカフカプルーストなど、誰もが知っている名著名作の作者たちとその作品に言及しながら、「小説とは何か」「小説はどうあるべきか」を論じるクンデラ独自の小説論。2011年刊行の改訂版を底本とした新訳決定版。存命の、世界で最も著名な作家の一人、クンデラ(1929― )による知的刺激に満ちた文学入門。

第1部 評判の悪いセルバンテスの遺産
第2部 小説の技法についての対談
第3部 『夢遊の人々』によって示唆された覚書
第4部 構成の技法についての対談
第5部 その後ろのどこかに
第6部 六十九語
第7部 エルサレム講演―小説とヨーロッパ

夢遊の人々 上 (ちくま文庫)

夢遊の人々 上 (ちくま文庫)

224「次のように言う資格ならじぶんにあると感じています。すなわち、18世紀はただルソー、ヴォルテールドルバックの時代ではなく、また(とりわけ、ではないにしても!)フィールディングス、すたーん、ゲーテラクロの世紀でもあるのだ、と」
トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)

トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)