- 作者: 北海道大学大学院文学研究科映像・表現文化
- 出版社/メーカー: ゆまに書房
- 発売日: 2016/01
- メディア: 単行本
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【特集 映画(シネマ)の大義―映像あるいは政治の特異点】
●シネマの大義―『シネキャピタル』再読 廣瀬 純
●討論・シネマの大義をめぐって(レスポンス・レゾナンス) 井上貴翔・廣瀬純・川崎公平・中山昭彦
●映画と政治とカリスマ―黒沢清における存続の政治 川崎公平
●シネマのために一編の特異なフィルムが・・・・・・『カリスマ』とシネマ的次元 中山昭彦【映画研究特集】
●ゴダール、アクション、未来(1) 応雄
●映画から折り返す『或る女』 中村三春
●『私の男』の結晶イメージ 阿部嘉昭【書評】
●押野武志・諸岡卓真 編著 『日本探偵小説』を読む―偏光と挑発のミステリ史』 小松史生子
●中村秀之 著 『敗者の身ぶり―ポスト占領期の日本映画』 劉洋
●映画と政治とカリスマ―黒沢清における存続の政治 川崎公平
- 作者: 黒沢清
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 応雄
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
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近藤龍人, 撮影監督
視覚的人間―映画のドラマツルギー (岩波文庫 青 557-1)
- 作者: ベラ・バラージュ,佐々木基一,高村宏
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/12/16
- メディア: 文庫
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136「淳悟の後頭部をバックに、花=二階堂ふみの最もうつくしいクロースアップが定着される。《「薄目、半開の唇」+「法悦」+「流氷接岸」》という加算数式のうえに、「血まみれ」の項が足され、そこへさらにドゥルーズのいう感情イメージの数々が、判別不能性をともない、ひとつの場所=顔貌へ立体的・結晶的に脈動するのだ。具体的には花の薄目の表情に、法悦とは次元の異なる意志が奔りだすのだが、それは憤怒とも絶望とも驚愕ともとらえられるものー一人格に乗せれば、悲劇性、崇高な表情とよぶしかないものだろう。これが本作の結晶イメージの極点だ」