ヨセフ・イシャグプール著『ル・シネマー映画の歴史と理論』(1996→2001=2002)

ル・シネマ―映画の歴史と理論

ル・シネマ―映画の歴史と理論

映画は、夢なき世界の夢。虚構のなかの真実、真実のなかの虚構-。スクリーンの英雄たちの魔術をこのうえなく深く、しかも、このうえなくコンパクトに語る。映画の誕生、ヌーヴェルヴァーグと現代音楽、イマージュの現実など。

1 歴史―映画作品の歴史的多様性
 映画の誕生
 サイレント映画の主な諸傾向
 トーキーのクラシック映画
 ヌーヴェル・ヴァーグと現代映画
2 理論―イマージュの威力とその魔的な魅力の喪失
 イマージュの現実
 現実のイマージュ
 イマージュの繁茂に脅かされる映画

22 幾年もの後, After many years, グリフィス, クローズ・アップ
25 アメリカ消防夫の生活, エドウィン・ポーター
29 グリード, シュトロハイム
31 大列車強盗, エドウィン・ポーター
34 エル・ドラド, マルセル・デルビエ
34 人でなしの女, マルセル・デルビエ
34 まごころ, エプスタン
35 ナポレオン, アベル・ガンス
43 カメラを持った男
44 ストライキ, 十月, 全面戦争, アレクサンドル・ネフスキー, セルゲイ・エイゼンシュテイン
47 母, 聖ペテルブルクの最後, アジアの嵐, プドフキン
60 黙示録の四人の騎手, ヴィンセント・ミネリ
61 モロッコ, スタンバーグ
63 怪人マブゼ博士, フリッツ・ラング
71 ストロンボリ, ロッセリーニ
87 彫像もまた滅びる, 夜と霧, 世界のすべての記録, クリス・マイケル
88 去年マリエンバートで, ミュリエル, アラン・レネ
94 友達のうちはどこ?, クローズ・アップ, キアロスタミ
123 極北のナヌーク, アラン, フラハーティ