井上俊他編著『岩波講座 現代社会学〈8〉文学と芸術の社会学』(1996)

岩波講座 現代社会学〈8〉文学と芸術の社会学

岩波講座 現代社会学〈8〉文学と芸術の社会学

人間の経験と思想を形成しつづける芸術の力とは何か.文学,美術,映像,音楽などの領域にわたって,作品の表象するものとそれらがどう受容されているかを分析,現代人の欲望や理想を探る.

社会学と芸術 井上俊 1
文学・芸術におけるエロスとタナトス 作田啓一 13
分身と欲望 織田年和 41
個人主義の困難と自我変容‐‐夏目漱石『それから』を中心に‐‐ 亀山佳明 55
都会のロビンソンたち‐‐現代日本の小説における〈孤独〉と〈愛〉について‐‐ 清水学 79
近代読者論‐‐近代国民国家と活字を読む者‐‐ 小森陽一 101
現代社会と音楽‐‐〈複数形の音楽〉のために‐‐ 徳丸吉彦・北川順子 125
都市における視線の支配‐‐都市空間におかれた女性ヌード‐‐ 若桑みどり 145
物質的郷愁の彼岸へ‐‐映像芸術の現在‐‐ 松浦寿輝 179
文学と芸術の社会学 長谷正人 195

井上論文

都市の憂鬱―感情の社会学のために

都市の憂鬱―感情の社会学のために

長谷論文