伊藤守・毛利嘉孝編著『アフター・テレビジョン・スタディーズ』（2014）

アフター・テレビジョン・スタディーズ

メディア環境の劇的な変貌を理論的に見通すために、マノヴィッチ、ハンセン、マッスミ等の重要な論考を収録するとともに、デジタル・デモクラシー、クリエイティヴ産業、アーカイヴ研究等、斬新な視点から現代の情報・メディア現象を分析したメディア研究の最新の成果。

序文
第Ⅰ部　デジタルメディア・デモクラシー
　ネットワーク文化の政治経済学　水嶋一憲
　批判的クリエイティヴ産業論へ　毛利嘉孝
　ポスト・マスメディア時代の“ジャーナリズム”研究　林香里
　現れの空間としてのメディアポリス　ロジャー・シルバーストーン（藤田結子訳）
第Ⅱ部　デジタルメディアの物質性・媒介性
　カルチュラル・ソフトウェアの発明　レフ・マノヴィッチ（大山真司訳）
　——補論　メタミディアムの誕生　大山真司
　メディアの理論　マーク・Ｂ・Ｎ・ハンセン（堀口剛訳）
　メディア論の長いまどろみ　若林幹人
　デジタル・アーカイヴの時代の「理性の公的使用」原宏之
第Ⅲ部　身体、情動、デジタルメディア
　サイバーフェミニズム　藤田結子　
　レ／イ／デ／ィ／オ　マシュー・フラー（毛利嘉孝訳）
　恐れ（スペクトルは語る）　ブライアン・マッスミ（伊藤守訳）
　オーディエンス概念からの離陸　伊藤守

メディア・スタディーズ (serica archives)

毛利論文

自由市場の終焉―国家資本主義とどう闘うか

林論文

デモクラシーの生と死 (上)

藤田論文

猿と女とサイボーグ―自然の再発明

サイボーグ・フェミニズム

マッスミ論文

情動の権力―メディアと共振する身体

伊藤論文
ジョン・アーリー＝ドゥルーズ

社会を越える社会学 〈改装版〉: 移動・環境・シチズンシップ (叢書・ウニベルシタス)

パリ 都市統治の近代 (岩波新書)