柄谷行人・蓮實重彦著『柄谷行人蓮實重彦全対話』(2011)

今なお世界へ向けて発信しつづける批評家・思想家が、1977年から約20年にわたって繰りひろげ、時に物議を醸したすべての対話を収録した、一時代の記録。文学、批評、映画、現代思想から言語、物語、歴史まで、ふたりの知性が縦横無尽に語り合う。匿名性に守られたネット社会とは対極をなす、“諸刃の剣”の言論空間がここにある。1977年から約20年にわたって行われた日本を代表する知性による全対話であり、今なお世界に発信し続ける二人の原点。完全保存版。

文学・言語・制度
マルクス漱石
現代日本の言説空間
闘争のエチカ
 ポスト・モダンという神話
 情報・コミュニケーション空間の政治学
 終焉とエクソダス
文学と思想