イアン・ハッキング『確率の出現』(1975→2006=2013)

確率の出現

確率の出現

それはパスカル1人の功績ではない―1660年前後の10年間に突然次々と生起した思考が確率の出現をもたらした歴史的必然を解き明かし、地震のリスクや疫学調査、意思決定論まで幅広く使われる「確率」の本質に迫る。謎解きの興奮が味わえるハッキングの出世作、待望の邦訳!

第1章 欠落していた考え
第2章 二元性
第3章 臆見
第4章 証拠
第5章 しるし
第6章 最初の計算
第7章 ロアネーズ・サークル
第8章 偉大な意思決定
第9章 思考法
第10章 確率と法
第11章 期待値
第12章 政治算術
第13章 年金
第14章 等可能性
第15章 帰納論理
第16章 推測法
第17章 初めての極限定理
第18章 デザイン
第19章 帰納
二〇〇六年版序論 確率的推論の考古学