ノルベルト・ボルツ著『意味に餓える社会』(1997=1998)

意味に餓える社会

意味に餓える社会

現実において、自明なものはもう何もない。自明性の喪失自体が、自明になっている。「生きる意味」「本来の人間性」などというものは、もうない。それでもなお、なぜわわれわれは意味をもとめようとするのかを明らかにする。

1 扱いにくい灰色の基本問題―複雑性
2 意味社会
3 ポストヒューマン―人間という尺度からの別れ
4 批判的意識の大思想家たち
5 それぞれのメディア世代
6 メディアの世界
7 文化―近代化の埋め合わせ