蓮實重彦著『夏目漱石論』(1978→1988→2012)

夏目漱石論 (講談社文芸文庫)

夏目漱石論 (講談社文芸文庫)

70年代後半、数多ある文芸評論とは一線を画し、読書界に衝撃を与えた斬新な漱石論。三十数年を経た現在もなお挑発をやめない名著。

読むことと不意撃ち
横たわる漱石
鏡と反復
報告者漱石
近さの誘惑
劈痕と遠さ
明暗の翳り
雨と遭遇の予兆
濡れた風景
縦の構図
三四郎』を読む
漱石的「作品」