ジョセフ・ヒース, アンドルー・ポター著『反逆の神話 -カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』(2004=2014)メモ

反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか

反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか

60年代に生まれたカウンターカルチャー現代社会を変えたのか? 行き過ぎた反社会的な思考は、結局なにも変革しなかった。異色のコンビが反消費社会論からオルタナティブ文化・環境運動までの矛盾を徹底的に暴きだす痛快な一冊。

目次
1 カウンターカルチャーの誕生
2 フロイト、カリフォルニアへ行く
3 ノーマルであること
4 自分が嫌いだ、だから買いたい
5 過激な反逆
6 制服と画一性
7 地位の追求からクールの探求へ
8 コカ・コーラ
9 ありがとう、インド
10 宇宙船地球号

p.93「異議申し立て」と「逸脱」の区別
p.111「要するに、それ(ヒッピーやパンクなどサブカルチャーの反逆 ※引用者)は異議申し立ての運動であって、ただの社会的逸脱ではないと認めることが、サブカルチャーの新しい規範なのだ」