岸政彦著『街の人生』(2014)メモ

街の人生

街の人生

外国籍のゲイ、ニューハーフ、摂食障害、シングルマザーの風俗嬢、ホームレスが語る、いろんなかたちの人生の記録。

本書には5名のライフヒストリーが収録されています。子どものころに南米から日本に移住し、やがてゲイとしての自分に気づいた人。夜の世界でなんとか自分の生きる場所を切り開いてきた「ニューハーフ」。満州で生まれ、波瀾万丈の人生の果てに大阪でホームレスをしていた男性。さまざまな人たちが語る、「普通の人生」の物語です。

はじめに
ルイス──国、家族、愛
りか──「女になる」こと
マユ──病い、尊厳、回復
よしの──シングルマザーとして、風俗嬢として
西成のおっちゃん──路上と戦争
あとがき