- 作者: 斎藤環
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2013/12/23
- メディア: 単行本
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自分を認めてもらいたい気持ちに過度にこだわるとき、人はさまざまな病理を露呈する。気鋭の精神科医が世相を読み解く。
思春期解剖学
1 若者文化と思春期
2 終わりある物語と終わりなき承認
3 若者の気分とうつ病をめぐって
4 「良い子」の挫折とひきこもり
5 サブカルチャー/ネットとのつきあい方
6 子どもから親への家庭内暴力
7 秋葉原事件──三年後の考察
8 震災と「嘘つき」精神医学へのささやかな抵抗
9 「精神媒介者」であるために
10 Snap diagnosis事始め
11 現代型うつ病は病気か
12 すべてが「うつ」になる──「操作主義」のボトルネック
13 悪い卵とシステム、あるいは解離性憤怒
14 「アイデンティティ」から「キャラ」へ
15 ミメーシスと身体性
16 フランクルは誰にイエスと言ったのか
17 早期介入プランへの控えめな懸念
p.144「とりわけ筆者の場合は、私淑する中井久夫、神田橋條治、下坂幸三の三氏からの影響がほとんど血肉化されているため……」
p.164「筆者の知る限り、西丸四方、西丸甫夫著『やさしい精神医学』(1975年)がほぼ唯一の例外である」プレコックス感(精神分裂病の患者に特有の顔貌あるいは表情を鑑別し、瞬時に診断する方法)を患者の顔貌を顔写真付きで例示している。
- 作者: 西丸甫夫,西丸四方
- 出版社/メーカー: 南山堂
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 単行本
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