村上淳一著『近代法の形成』(1979)

近代法の形成 (岩波全書)

近代法の形成 (岩波全書)

歴史的な概念分析の方法を手掛りとして、ドイツを中心に、国家・所有・人権の近代的概念の形成、公法=私法体系の確立、平和観念の変質など、重層的構造をしめす近代法形成過程における基本的問題を綿密に検討する。

第一章 政治社会と国家
第二章 既得権・所有権・人権
第三章 私法と公法
第四章 平和と法

19 13世紀, 部族ラントの人的結合による法共同体から、領邦君主による「新しいラント」(オットー・ブルンナー)宮廷裁判所、宮廷会議、枢密顧問といった助言者グループへ
22 15世紀以降は、領邦君主と、行為能力ある団体としての欄ととの二元主義が、身分制国家としての領邦の統治構造を規定

道垣内弘人著『リーガルベイシス 民法入門』(2014)

リーガルベイシス 民法入門

リーガルベイシス 民法入門

民法改正「中間試案」を解説。一番やさしい体系的教科書。ロングセラー『ゼミナール民法入門』を改訂、改題。基本からしっかり理解したい初学者、資格試験受験者、再入門の社会人に最適。

1 民法を学ぶ前に
2 原則としての契約自由
3 いろいろな契約1
4 いろいろな契約2
5 契約の履行
6 契約の不履行と履行の強制
7 不良債権の回収
8 物権とその取得
9 各種の物権
10 不法行為など

48 権利能力
69 意思能力:自分の行為の性質を判断することのできる精神的能力
70 行為能力:みずからの行為によって法律行為の効果を確定的に自己に帰属させる資格
296 同時履行の抗弁権、弁済の提供
387 物権法定主義:物権は、この法律その他の法律に定めるもののほか、創設することができない(民法175条)
395 承継取得、原始取得
402 物権の変動に関する当事者間の意思主義とダウさん者に対する対抗要件主義
459 先取特, 留置権先取特権=法定担保物権
460 約定担保物権=質権・抵当権

『トウキョウ建築コレクション2017 official book』(2017)

トウキョウ建築コレクション2017 official book

トウキョウ建築コレクション2017 official book

11年目を迎え、これまでの10年に及ぶ蓄積を携えながら、全体テーマとして「夢中」を掲げた2017年大会の模様を伝える公式記録集。日々の生活の根本にありながら、学び、苦しみ、あがき、わくわくしながら、そしてその意義を無我夢中に問い続ける建築学生にとっての“建築"を、真正面から考え、熱く議論する。建築学生によっての“建築"とは何なのか?